バッテリー〈5〉

今日は久々に本の話を。

しかもヒネクレモノのオレとしては、今回は脇役（敵役か？）にスポットを当ててみようかと。

しかし…、このガキホントに、呆れる位にオトナだなぁ。オレもトシの割には多分ドライな方だったけど、流石にこれほどじゃなかったなぁ。だけど、どっか憎めない。

ガキから大人になっていく時。♂は（そして多分♀も）、自分じゃどうしようもない程の何かを抱え込む。ある時はそれに悶え、ある時はそれに上手く同化していくことで大人になる。そしてそれはきっと、大人になってからは味わえないもので、だからこの時期の知人たちのことはいくつになっても気になったりする。

ある意味同志で、ある意味好敵手。誰が一番初めにそれを乗り越えていくのか、それとも引きずったままカラダだけ大きくなっていくのか…。とても気になる。

オレは、周りの奴らから見てどんななんだろうか…。多分『オマエいくつになっても変わらんなぁ。悪い意味で変わってないよ』と言われるんだろうなぁ。

オレともちっとはオトナにならなきゃ。その代わりに失っていくものがあったとしても、その代わりに得るものがあるのかもしれないし。

オレはいつ、オトナになるんだろう。