予想通り
2006年5月8日オレってやつぁヤッパリ、女々しいイキモノです。
今日はGW明け初日、そして、彼女とお別れしてから初めて会社に行く日でした。
いつも通りの電車に乗り、いつにも増して混雑した車内をオレは、8割以上ボーゼンとしながら(これはいつものこと)、いつも通りに乗り換えの駅に着きました。
いつも通りの道を通って、いつもの場所でタバコを買い、いつもの喫煙所で一本吸ってからまた電車に乗る。でも、そんないつもの、半ば儀式と化した一連の動作の中で、唯一つ抜け落ちていたもの。それが彼女への電話でした。
『うー。眠い』『んにゃ、別に…』『もー電車乗るんだぁ』これまではほぼ毎日、彼女と電話してこんなことをノタマッテいたのです。でも、もうオレにはそれが出来ない。アタマじゃ分かっていることなのに、それでも片手でタバコを吸いながらももう片一方の手にケータイを握りしめ、傍から見たらナンダコイツといぶかしく思われるほどに目に涙を一杯に溜めた30♂がそこにいるのです。
ミットモネェ…。自分で決めたことじゃねぇか。シッカリしろよオマエ。
一日の仕事が終わって家路に着く。会社のある建物を出たときにも一つの儀式がありました。彼女に『帰るよ』と、唯それだけのメールを打つことでした。でも、それをしても彼女はもしかしたらもう着信拒否にしてるかもしれない。それを確かめられたらどんなにスッとすることか。今のオレはそれすらも出来ないのです。これまではオレがメールを送ると大概彼女が電話をくれて、オレが駅まで歩いている間の道のりをおしゃべりしてくれていました。『今日も元気に○○したか?』と、とても♀には出来ないような質問をオレは彼女に浴びせ、彼女は『どぉしてそんなことをとっても楽しそうに聞くの?』と半ばむくれながらも、オレの与太話に付き合ってくれていたのです。
どんよりと曇っていて、霧雨のような雨が降る中をオレはいつも通りにぽくぽく歩いているのです。けど、けど…けど!もうオレには、これまで当たり前のように出来ていたことが出来ないのです!他の誰でもない、彼女とする与太話が出来ないのです!それがオレにとってどんなにキツイことなのか、オレは今の今になってようやっと知ることが出来ました。明らかに雨粒ではないものが、オレのほっぺたを伝いました。
自分でもそう思うんだから、人はこんなオレを見てきっと『女々しいヤツめ、ウハハハハ!!』と嘲笑することでしょう。でも、そうされても仕方のないほどに、彼女はオレにとって大切な存在でした。もっとアホな話がしたかった、彼女のむくれる声を聞きたかった…!
でも、もうそれは出来ない…。
今日は自分を試す意味で、彼女から頂いたネクタイと、ハンカチを持っていきました。付き合っているときにはついぞ思わなかった(ゴメンね)のに…。自分抑えつけようと思っても、それを抑えつけるのが厄介な何かが、オレの中に湧いてきました。でもその反面、『やつが見てんだ、シッカリしろい!』と自分を奮い立たせることも出来ました。
彼女から頂いたものはいくつかあります。これまでのオレの慣例からいくと、もう今頃はすべて跡形もなく消え去っているはずなのです。でも…こんかいは、もう使い物にならなくなるまでは、自分なりに大事に使っていこうと思います。自分でそうしたいから。でも、オレをこんな風に変えてくれたのは彼女だから…。ネクタイやらハンカチやら、その他のものがいつまで使えるのかは分からない。でも、使える限りは使っていたいと思います。
明日からまた少しずつ、ホントに少しずつかもしれないけど、今までとは違う毎日が始まるのです。今でも彼女はオレにとって、とっても大切な♀だけど、これまでのある意味彼女に依存した生活から少しずつ脱出して、いきたいと思ってます。
しかしよぉ…オレってばこんなに泣き虫だったんだなぁ。彼女が見たらなんて言うのかな…イカンイカン!
今日はGW明け初日、そして、彼女とお別れしてから初めて会社に行く日でした。
いつも通りの電車に乗り、いつにも増して混雑した車内をオレは、8割以上ボーゼンとしながら(これはいつものこと)、いつも通りに乗り換えの駅に着きました。
いつも通りの道を通って、いつもの場所でタバコを買い、いつもの喫煙所で一本吸ってからまた電車に乗る。でも、そんないつもの、半ば儀式と化した一連の動作の中で、唯一つ抜け落ちていたもの。それが彼女への電話でした。
『うー。眠い』『んにゃ、別に…』『もー電車乗るんだぁ』これまではほぼ毎日、彼女と電話してこんなことをノタマッテいたのです。でも、もうオレにはそれが出来ない。アタマじゃ分かっていることなのに、それでも片手でタバコを吸いながらももう片一方の手にケータイを握りしめ、傍から見たらナンダコイツといぶかしく思われるほどに目に涙を一杯に溜めた30♂がそこにいるのです。
ミットモネェ…。自分で決めたことじゃねぇか。シッカリしろよオマエ。
一日の仕事が終わって家路に着く。会社のある建物を出たときにも一つの儀式がありました。彼女に『帰るよ』と、唯それだけのメールを打つことでした。でも、それをしても彼女はもしかしたらもう着信拒否にしてるかもしれない。それを確かめられたらどんなにスッとすることか。今のオレはそれすらも出来ないのです。これまではオレがメールを送ると大概彼女が電話をくれて、オレが駅まで歩いている間の道のりをおしゃべりしてくれていました。『今日も元気に○○したか?』と、とても♀には出来ないような質問をオレは彼女に浴びせ、彼女は『どぉしてそんなことをとっても楽しそうに聞くの?』と半ばむくれながらも、オレの与太話に付き合ってくれていたのです。
どんよりと曇っていて、霧雨のような雨が降る中をオレはいつも通りにぽくぽく歩いているのです。けど、けど…けど!もうオレには、これまで当たり前のように出来ていたことが出来ないのです!他の誰でもない、彼女とする与太話が出来ないのです!それがオレにとってどんなにキツイことなのか、オレは今の今になってようやっと知ることが出来ました。明らかに雨粒ではないものが、オレのほっぺたを伝いました。
自分でもそう思うんだから、人はこんなオレを見てきっと『女々しいヤツめ、ウハハハハ!!』と嘲笑することでしょう。でも、そうされても仕方のないほどに、彼女はオレにとって大切な存在でした。もっとアホな話がしたかった、彼女のむくれる声を聞きたかった…!
でも、もうそれは出来ない…。
今日は自分を試す意味で、彼女から頂いたネクタイと、ハンカチを持っていきました。付き合っているときにはついぞ思わなかった(ゴメンね)のに…。自分抑えつけようと思っても、それを抑えつけるのが厄介な何かが、オレの中に湧いてきました。でもその反面、『やつが見てんだ、シッカリしろい!』と自分を奮い立たせることも出来ました。
彼女から頂いたものはいくつかあります。これまでのオレの慣例からいくと、もう今頃はすべて跡形もなく消え去っているはずなのです。でも…こんかいは、もう使い物にならなくなるまでは、自分なりに大事に使っていこうと思います。自分でそうしたいから。でも、オレをこんな風に変えてくれたのは彼女だから…。ネクタイやらハンカチやら、その他のものがいつまで使えるのかは分からない。でも、使える限りは使っていたいと思います。
明日からまた少しずつ、ホントに少しずつかもしれないけど、今までとは違う毎日が始まるのです。今でも彼女はオレにとって、とっても大切な♀だけど、これまでのある意味彼女に依存した生活から少しずつ脱出して、いきたいと思ってます。
しかしよぉ…オレってばこんなに泣き虫だったんだなぁ。彼女が見たらなんて言うのかな…イカンイカン!
コメント