ISBN:4087478262 文庫 浅田 次郎 集英社 2005/06/17 ¥580

かっちけねぇ。

ってわけで、とりあえず今文庫で出されている3巻とも読了。

あくまでも『お約束どおり』の世界でありながら、ほんのちょっとした驚きも忘れずに差し込んでいく作風は流石っす。でも…こんなこというとセクハラなんだろうけど、何せ主人公が♂なもんで♂の方が共感は得られやすいんじゃないかと思うっす。

でも、登場人物の『おこん姐さん』は♀の共感得まくりだったりして。♂のオレが読んでも『カッコイイ…』とヘンなヨダレ垂らさずに思いますから。ハードカバーでは4巻も出てるみたいですけど、ま楽しみはあとまで取っておこうかなと思うっす(ケチクセェ)。

閑話休題。

彼女にツッコミました。

といっても、ヘンなツッコミではなくって。正直オレの気に食わないことをしてくれたので、ツッコミました。彼女は過去にも何度か同じ過ちをしているので、正直もう『言うのも飽きた』ってところはあったのです。でもオレの声とかに『まぁたやらかしやがってよぉ』って言うのが出てったんでしょうね(ここがオレのガキなところなんだよなぁ)。

で彼女はそれに対して言い訳というか抗弁というか、そのヤラカシタ理由だのなんだのを言ってくれる訳です。彼女がそれなりに努力してるのは分からないでもないっすオレ。けど…聞いてもオレは『ふーん』としか言いませんでした…。

例えばオレの気に食わない事柄の内容が『他の♂食っちまった』とかって内容なら、そりゃ『オレに謝れ(謝ったところでもう終わりだけど)』だけで話は済むんすよ。ただ、今回のそれは『オレに謝ったところで何がどうなるもんでもない』『世渡りしてく一人のオトナとして、しかも可愛いお子さんもいるのにどうだよ?』ってことなので…。でオレに向かって『ゴメンナサイ。これからこうこうするようにするから』と言われても、オレにはコメントのしようがないんすよね。

彼女はオレに嫌がられないように、嫌われないように一生懸命話をしてくれました。『オレの期待にこたえられるように頑張る!』と…。でも、オレは彼女に“期待”はしないんすよ(これは本人にも言ってあるけど)。

というより、オレは『自分の何かしらのコメントに反応して、ヒトが変わっていく、成長していく』とはもともと思っていないんす。ガキに言うならまだしも、もうイイトシこいたオトナにあれやこれや言ったって、変わらんもんは変わらんって思ってるんすよね。もしかすると中には『自分が何かを言うことで他人を導ける』と思ってらっしゃる方もいるのかもしれないですけど、少なくともオレはそうじゃない。職場だの人付き合いだと見てると、それを結構強く感じるんすよね…。『話せばいつか分かってもらえる』的なこと言ってる方がいると、『イイなぁ、アツクテ』とか思っちまうんすよね。

彼女があれだけ一生懸命言ってくれるにも関わらず、そんなアホなコメントしか出来ないオレはきっと…イヤゼッタイにものすごく冷たいヒトなんだろうなぁ。

コメント

女神の唇
2006年3月2日14:46

冷たいとは思わないかな。
相手と「距離」を保ってゆける人だと感じます。
ちなみに、私も人様の相談には乗るけれど、自分の言葉で相手が変わるわけない、と思っている人です。

桃音
2006年3月2日19:38

うんうん
桃も冷たいとは思わないよ
>オレは彼女に“期待”はしないんすよ
この気持ちすごくわかる

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