昨日は流血の大惨事でした。

と言っても、オレの事じゃないっす。

昨日は会社が終わった後、社外で会議があって(と言ってもほとんど講演聞いてるだけだけど)、その後連れ立った数人と酒を飲み、ほろ酔い気分で都内の某ターミナル駅をへれへれっっと歩いていたのです。乗り換えの電車がもうすぐやって来るっぽかったので、若干急ぎ足で階段を下りて…。

オレの左斜め前方を、知らないオジサンがヨチヨチ歩いていたのです。したら彼は突然ふわぁと浮き上がり、その後当然のことながら、ニュートンの法則にのっとって落下して行ったのです。

彼は階段の踊り場で倒れ伏し、ピクリとも動きませんでした。オレはそれを見て『あーぁ、バカだねぇ…イイトシこいて酒の飲み方もシラネェのかよ…』と呆れつつ、そのおじさんを横目で見たのです。

見ると彼は目ん玉が完全にイッテしまっており、技を受けまくったJ.鶴田のように(と言っても分からんか)ピクンピクンとしているのです。

『ぁ、こりゃヤバイんかも…』と思い、エッチラオッチラとオレはオジサンのところへ駆け寄りました。声をかけても反応がないの明らかなように見えたので、とりあえず彼のカバンを脇へ置き、よく見ると流血していたのでその箇所がどこかを確かめ(口ん中でした)、当然のように彼はうつ伏せだったので『おいおい、まさか舌じゃねぇよな』と思いつつオジサンの遺体(?)を仰向けに直し、口の中を開いて流血箇所を確かめました。

オジサンの顔を見ると目ん玉が半分開いており、食べられなくなった魚のようなモーローとした灰色の眼球がゆらゆら揺れてました。一方、その周りでは複数の♂がどうやら119番をしており、俺はオジサンの様子を見つつも『イヤ電話お一人の方だけでいいですから』だの『駅のヒト呼んできてもらっていいすか?』だの、『身元確認したら?』という方には『イヤ、オレらがヘタにそれしない方がいいっす』と答えたり、いいように人をコキ使っておりました(やっぱりエラソーなんだ、オレ…)。

やがて駅のヒトがやってきて、オレはその場にいた複数の皆さんと一緒に状況を説明しました。

あーぁ、おかげで帰るの遅くなったっす。ま仕方ないっちゃ仕方ないんだけど…。

しかしあーゆー時って言うのは正直、何していいもんかちっとも分かんないもんすね。自分のしたことが正しかったのかと…もしかしたら仰向けにしたこととかよくなかったのかもしれないって思っちまったです。

しかし、あの灰色のドロドロ系の眼球と、口を開けたときに出て来た舌のショッキングピンクがあまりに対照的で、タマランかったです。おかげで寝不足っす…。

皆さまへ↓

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