雪の夜話

2005年5月9日 読書
ISBN:4120035840 単行本 浅倉 卓弥 中央公論新社 2005/01/22 ¥1,575

イヤイヤイヤイヤ…。

もう大分前にここで『四日間の奇跡』について書いたときに『残りの本もみんな読むぞ』だの何だのとホザいていたなぁ、オレ。で、今回の休みの合間を縫って(ジムでチャリ漕いでる時とかに読んでたんす)やっとこ全部読み終える事が出来ました。

うーむ…。まぁミステリーっちゃミステリーなんだろうなぁ、これ。でもちっともちっとも恐い話ではないっす。ストーリー展開もほぼ『四日間の奇跡』と同じで。ただ『四日間の奇跡』と異なるのは、あれは文字通り四日間で完結したのですが、今回のこの話はオチがつくまでに何年もかかるちゅうくらいっすかね。でも『生きるとは何か』『死ぬとはどんな状態のことを指すのか』『他人に触れる事が人に於いてどれだけ重要なのか』などといった事柄についてには、ふかぁく考えさせてくれるっす。あぁでも、宗教とか死生観にも関わってくる話なので、その手のお話が好かない方は読むべきではないかもしれないっすね?
オレの場合は、『もうオチは分かりきってる』にも関わらず、でも読み終えたときはビミョ〜に泣きそうになりましたなぁ。どうもこの方の書くものは『文字になって見えるもの』がオチではなく、『文字では見えない何か』がオチになってるような気がするっす…。

話は変わって。昨日は年イチ恒例の『ガキの頃のダチに会う日』でした。まぁプチ同窓会みたいなもんなんす。中学の頃に仲のよかったヤツラと、今でもたまにメールのやり取りのある先生とで、毎年誰かのうちに転がり込んで昼間っから酒を飲もうという周りの迷惑を一切考えない極悪非道な企画なのです。

一応毎年参加しているんすけど、ここ2・3年は何となくオレの参加しづらい流れになって来たんすよね…。それはいったいなんでかちゅうと、ズバリ奥さん!なんす。言うてもその集まりの中で所帯持ちでないのはオレだけなんすよね。でどちらのご家庭も仲がいいみたいで、全員がカミさんも連れてくるんすよ。中には会うたんびに腹のデカクなってるカミさんなんかもいて『アレ?この間も腹大きかったよね…まだだっけ?』『いや、あれはもう生まれたの…これはまた別(ぽんぽん)』とか言うやり取りをするハメになったりしてるんす。

で、家に夕方くらいまでいて、そこからは男性陣だけ(一部カミさんと一緒に帰る人もあり)で飲み屋に行ったりするわけですが…。イヤ、耳イタイのなんのって。オレが所帯を持とうとしない(と、彼らは思っている)ワケを懸命に聞きだそうとするんすよね。もちろん今の状況を話す訳にはいかない(てゆーか話す気もない)ので、それを差し引いた今の状況(となると、まぁジム絡みのネタになりますわなぁ)なんかを仕方なく話したりするわけで。そうすっとみんな『なんでオマエは昔っからそう鈍いんじゃ』だの『そんなに面倒臭がっちゃダメだ』だの『お前は元が悪くないんだから、もうちっと積極的になれ』とか、『とりあえず何でもいいから誘っちまえ』『イヤイヤコイツはそれじゃダメだから、何でもいいから襲っちまえ』だの…。

決して自分の周りに♀っ気がないとは言わないっす。彼女を除いて考えても、そーゆーワケではないと思ってはいるです。でも、自分に対して何かしらイイ感じのコメントを出されるたびに『オマエホントにそう思ってんの?』とかって感情がどうしても湧いてきてしまって…。斜に構えてるつもりはないけど、でも傍から見たらやっぱりオレは『アイツはがっついてない』とか『オレらに言わないだけで、実はちゃんと♀がいる』とか、『そもそも♀なんていらないって思ってる』ヤツだってことになるんだろうなぁ。トホホホ…。

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