ISBN:4796641335 単行本 浅倉 卓弥 宝島社 2004/06/15 ¥1,995
うぅっ…。イタイ話だなぁ。
こーゆーのもミステリーというんだろうか…。
『四日間の奇跡』に続く第二弾な感じで、↑読んでみました。事前にいくつかブックレビューなんぞも目を通していたので、感想は『ナルホド…』的なものでしたが、いや、それにしてもイタイ。
いわゆるタイムスリップしてしまう話です。現代に生きる少年少女三人が過去(平安末期)に飛ばされ、そこで歴史上の登場人物となってしまうという話。平安末期と聞いてピンと来た方は、歴史が多少得意だったのではないかと。そう、学校の運動会の元となった(いや嘘です、ハハハ)アノ時代です。日本史上初、二つの勢力が戦って一方があれほどコテンパンにノサレタこの時代です。
ある少女は人妻となり、ある少年はある英雄の師匠として、またある少年はもともとその世界の住人で、現代からその世界に里帰りし革命的な改革を断行する。それを『時』という支配者が見つめ続けていく、そんな感じです。
とにかく切ないんですよ。時代の移り変わりのまさにその時、その場所にいなきゃいけなかった三人。それぞれがそれぞれの持つ夢や理想のために、しかもそれは『あらかじめ定まっている(少なくとも現代から来た主人公たちは、歴史の授業で結末を知ってるわけですから)』にもかかわらず、必死にそれに抵抗しようとする。『こうすれば結末が変わるんじゃないか』『どうすれば歴史を変える事が出来るんだろう?』と悩み続け、でもその結末を変えることは決して叶わず、歴史の中に埋没していく。
ヒトってのは、生まれてきた以上何かしらの役目を持ってるんだと思うんす。それは何も歴史上の偉大な人物ばかりではなく、オレにも、この日記を書いてるみんなにも、道ですれ違うアノ人も、もちろんみんなが今『一番大事』と思ってるそのヒトにも…。その役目が終わったら、『時』が俺たちを消し去っていくんす、『死』という手段を使って。もしかしたらその役割が『誰かに殺されること』だけという人もいるかもしれないんす。
正直オレは、これまであんまりそんなんを一生懸命考えてきたことがなかったんすよね。考える…いや、そんな表現は適当じゃないっす。考えるようなことではないんではないかと。知りたいとは思うけど、何せホラ、それは『もうあらかじめ全て決まっている』ことなワケですから。オレは自分の役割がなんなのか知ったところで、それを甘受するだけっす。
そりゃ希望を言えば、例えば『誰を幸せにする』だとか、『子供を一生懸命に育てる』とか…そーゆーのが出来たらいいなぁとは思うんす。でも…オレにはそれは出来ないような気がするんすよね。出来ないというか、少なくとも今は、例えばオレがプラッと神隠しにあったとして、面と向って『アンタがいなくなったら困るんだよ!アンタがいなきゃ自分はどうにかなっちまうよ』と言うようなヒトは…オレの周りにはいないっすから。
『この人のためならオレは』とか、『アノ人のためにアタシは』とか…そもそもオレにそんな感情があるのかも分からないかもしれないっす。あると信じてるけど、でもそれを『この相手に出していいのか』とかはいつも思うっす。彼女には…出せない。俺がそんなの出しちゃっても、彼女はきっと困惑するだけ。迷惑に思われちゃうくらいなら、オレは…。
でも改めて考えてみちゃうと、『オレの役割』がなんなのか、ちょっぴり知りたくはなってきたかもっすね…。
みなさんはどうすか?『自分の役割』って理解とかしてるですか?もしそれを第三者に突きつけられたら、どうしますか?
ハハハ!ガラにもないこと書いちまって。
もぐたんさま、女神の唇さま、ネネさま↓
うぅっ…。イタイ話だなぁ。
こーゆーのもミステリーというんだろうか…。
『四日間の奇跡』に続く第二弾な感じで、↑読んでみました。事前にいくつかブックレビューなんぞも目を通していたので、感想は『ナルホド…』的なものでしたが、いや、それにしてもイタイ。
いわゆるタイムスリップしてしまう話です。現代に生きる少年少女三人が過去(平安末期)に飛ばされ、そこで歴史上の登場人物となってしまうという話。平安末期と聞いてピンと来た方は、歴史が多少得意だったのではないかと。そう、学校の運動会の元となった(いや嘘です、ハハハ)アノ時代です。日本史上初、二つの勢力が戦って一方があれほどコテンパンにノサレタこの時代です。
ある少女は人妻となり、ある少年はある英雄の師匠として、またある少年はもともとその世界の住人で、現代からその世界に里帰りし革命的な改革を断行する。それを『時』という支配者が見つめ続けていく、そんな感じです。
とにかく切ないんですよ。時代の移り変わりのまさにその時、その場所にいなきゃいけなかった三人。それぞれがそれぞれの持つ夢や理想のために、しかもそれは『あらかじめ定まっている(少なくとも現代から来た主人公たちは、歴史の授業で結末を知ってるわけですから)』にもかかわらず、必死にそれに抵抗しようとする。『こうすれば結末が変わるんじゃないか』『どうすれば歴史を変える事が出来るんだろう?』と悩み続け、でもその結末を変えることは決して叶わず、歴史の中に埋没していく。
ヒトってのは、生まれてきた以上何かしらの役目を持ってるんだと思うんす。それは何も歴史上の偉大な人物ばかりではなく、オレにも、この日記を書いてるみんなにも、道ですれ違うアノ人も、もちろんみんなが今『一番大事』と思ってるそのヒトにも…。その役目が終わったら、『時』が俺たちを消し去っていくんす、『死』という手段を使って。もしかしたらその役割が『誰かに殺されること』だけという人もいるかもしれないんす。
正直オレは、これまであんまりそんなんを一生懸命考えてきたことがなかったんすよね。考える…いや、そんな表現は適当じゃないっす。考えるようなことではないんではないかと。知りたいとは思うけど、何せホラ、それは『もうあらかじめ全て決まっている』ことなワケですから。オレは自分の役割がなんなのか知ったところで、それを甘受するだけっす。
そりゃ希望を言えば、例えば『誰を幸せにする』だとか、『子供を一生懸命に育てる』とか…そーゆーのが出来たらいいなぁとは思うんす。でも…オレにはそれは出来ないような気がするんすよね。出来ないというか、少なくとも今は、例えばオレがプラッと神隠しにあったとして、面と向って『アンタがいなくなったら困るんだよ!アンタがいなきゃ自分はどうにかなっちまうよ』と言うようなヒトは…オレの周りにはいないっすから。
『この人のためならオレは』とか、『アノ人のためにアタシは』とか…そもそもオレにそんな感情があるのかも分からないかもしれないっす。あると信じてるけど、でもそれを『この相手に出していいのか』とかはいつも思うっす。彼女には…出せない。俺がそんなの出しちゃっても、彼女はきっと困惑するだけ。迷惑に思われちゃうくらいなら、オレは…。
でも改めて考えてみちゃうと、『オレの役割』がなんなのか、ちょっぴり知りたくはなってきたかもっすね…。
みなさんはどうすか?『自分の役割』って理解とかしてるですか?もしそれを第三者に突きつけられたら、どうしますか?
ハハハ!ガラにもないこと書いちまって。
もぐたんさま、女神の唇さま、ネネさま↓
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