ISBN:4167602067 文庫 桐野 夏生 文芸春秋 2004/12 ¥620

皆様ご無沙汰です。暦の上だけで言ったら、今週末(昨日からかな?)の3連休が、『バン・アレン帯day』(ももねちゃん、分かるかなぁ?)での勝負どころなんすかね…。

で、今回は先日の住所不定期間中に買った本のお話を。

この本は上下2冊で出来ているのですが、これを正味4時間ほどで読んでしまったのです。いくら豪雪ですることがなかった(イヤ彼女とメールはしてたですけど)とはいえ、オレがこのスピードで2冊読み終えたんだから…。オレ的には面白かったんだろなぁ、やっぱり。

要は誘拐された子供を捜しつつ、主人公の♀が自分探しも一緒にしていく、ちゅうお話です。その中で彼女はコレまでの人生を振り返り、かつこれからの人生をも模索していくわけです。ちなみに子供が誘拐されていたときに、この主人公は不倫をしていて…。不倫相手に激しく抱かれながら『もうどうなってもいい、子供も何も捨てて、この♂と一緒にやり直すんだ』と思ってしまい、その直後に子供がいなくなったので愕然とするというものなのです。

オレは正直、この一節だけを読んで寒くなりました。

自分がいま、同じようなことをしている関係上、どぉしてもこの主人公が他人に見えなくなってきちまって…。結局子供がいなくなった後、主人公は♂とも別れたりするのですが…オレは今まで自分の彼女が、可能性の問題として『全部捨ててコイツと…』と思うかもしれないということを考えた事がなかったので。たぶんそこらへんがこの小説を一気に読ませたのかなぁと。それ以外は特に、オチもオレの予想の範囲内だったので…。けど、ちょっと考えさせられる本だったかな…。

で、やってしもうたの話ですが…。恥ずかしいので秘密へな感じで。

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