もしも…アンタが…

2004年11月26日
表題については、西田敏行風もしくは『わらべ』風でお願いします。(古いなぁ)

やっとどうにか書く気になってきたので、今日は彼女のことを書こうかと。

実はここ数日、彼女と言い争いばっかりしておりました。一つボタンを掛け違えると、後は芋づる式に拗れていくという最悪のパターンでした。お互いがお互いの言ったことを曲解して返事をメールで返すので、返事をもらった方がまた泡食ってワケの分からん返事を返す…以下略。な感じでした。

このまんまじゃどぉにもならないなぁ、どーしよかなぁ…と思って、彼女に無理を聞いてもらい、先日逢いました。

彼女の顔を見ると、もう何か気のせいか目が潤んでてて…。ただでさえ大きな目が、オレをまっすぐに見て、でも目が潤んでて…。いつもはドキドキするところなんだけど、先日はそうじゃなくて…『グサァッ』と来ました。

『あんまり時間ないから…今日は話だけだから』と彼女が言うので、とりあえず飯を食いに。椅子に座っても二人は口を利かず、黙ってばっかりでした。

オレは逢う前にある程度、自分で彼女とのメールのやり取りを思い出した上で納得していたので、彼女を責めるとかそんなつもりはなくて。ただ彼女の言い分を聞こう、でなるべく全部受け止めてあげたいとと思って…『なんで何にも喋らないの?』と聞きました。

『やっぱりアタシのことで怒ってるんだね…口調がいつもと違うもん』『そんなつもりはないよ』『でも怒ってるもん…』『怒ってないってば』『その言い方が怒ってるって言ってるもん!』…。オレ怒ってないのに…。

彼女は時間の少なさを気にして、『こんな少しの時間で、アタシといたってつまらないんでしょ?アンタはアタシとSEXしないとイヤなんでしょ?』『何でそんなこと言うん?もしもオレがそう思っていたら、今日だって来なかったよ。たかだか1時間や2時間じゃゆっくり出来ないからイヤだって思っただけだよ』『でもアタシにはそう聞こえるもん』『じゃあ…オレは何をどう言ったら、分かってもらえるのかな?』…。

『じゃあオレも聞くよ。キミにはオウチに帰ると、旦那さんや子供いるよね。でそんな中で、オレはキミと話したりする時間が制約されてる。オレはもっと話したいよ。逢うときだって…一緒に住んでるわけじゃないからずっとワケにはいかないけど、居れる限りは一緒に居たいよ』『アタシだってそうだよ。アンタとずっと…一緒に居たい。でもアタシには立場だの状況だのがあって、それは出来ない。アンタもそれは分かってくれてるんじゃなかったの?』『分かってる、分かってるけど…でも…』

すると彼女はまた黙り込んで、しばらく言葉を捜している感じでした。オレはツマミを口に入れながら(こーゆーオレって、やっぱりデリカシーないんかなあ?ないんだろうなぁ…)、『どーしたん?』と聞くと…彼女はポロポロポロッと泣き出したのです。うぅぅ、オレのキモチに彼女の涙が、ぐさぐさぐさぐさささっと突き刺さってくる…。
『あたしの中ではアンタが一番なんだよ、ホントなんだよ?いつもいつも、毎日アンタのことを想ってる!家にいる時だって、寝てる時だって、友達と一緒にいたって旦那と一緒にいたって子供と一緒にいたって!いつも想ってるよ?アタシには立場がある。だからアンタの言うようには出来ないよ。でも、アタシの中ではアンタが一番なんだよ、ホントなんだから…もしもアンタがいなくなったら、アタシは抜け殻になっちゃうんだから…』以下、同じようなことを繰り返し繰り返し、まるで『酔ってるのか?』と聞きたいくらいに…。

オレ凹んだっす…。彼女の涙や言葉がズシズシ突き刺さってきて…。彼女が自分のアタマで一生懸命言葉を組み立て、それをオレにこんなんなりながら(鼻はグシグシしてるし、お化粧も崩れ気味だし、ハンカチを目に当てて、でもそこからも涙がこぼれてきてて)も伝えようとしている。オレもそれまでに彼女に向かって、色々キツイこと言って来てて、オレもキツイこと言われて。

でも、彼女の涙がそんなんすべて流してくれちゃって、オレは彼女の手元にあった餃子をフーフー(彼女はとっても猫舌なんす)しながら『うん分かった…分かったから、お願いだからもう泣かないで?』『そんなん言われてもすぐには出来ないよ…』と言いながら彼女は餃子を頬張り、飛び上がってました。

オレはこれだけは言うまいと、彼女に逢う前に心に決めていた事があったんす。でも…『どうしよう…』と彼女に言ってしまいました。『なぁに?どぉしたの?』と彼女はニッコリ笑って聞くんす。『あの…あのね?今オレ、とっても君を抱きたいんだ…時間内のは分かってる。えっと…何にもしないから…ただギュッてしてるだけでも全然いいから…そのあのえっと、でも抱きたいんだ…』

↑…まるでガキっすねオレ?みんなきっと『アホクサァ』って思うんだろうなぁ。笑ってやってください!

で…今もオレの上半身(特に肩口)には、昨日彼女がいっぱいつけた跡が残ってます…。

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